1 :ベガスφ ★:2013/10/11(金) 16:11:15.46 ID:???
"臭みないと好評、「フルーツ魚」の養殖広がる"

餌に果物を加えて育てる「フルーツ魚」の養殖が各地に広がっている。

魚特有の臭みを抑え、食べやすさをアピールする狙いだ。
背景には、若い世代を中心にした、魚食離れがある。

回転ずしチェーン「無添くら寿司ずしは、愛媛県産「みかんブリ」を使った握りを出す。
「みかん味のぶり!」の紙札を添え、広島東雲店(広島市南区)では1日80~100皿売れる。
より食べやすいとされてきたハマチを上回る。チェーンの運営会社によると、「臭みがなく、風味がさわやか」と好評だという。

愛媛県が、特産のみかんジュースの搾りかすを使って研究を始めたのが2009年。
昨年、宇和島市の水産加工会社「宇和島プロジェクト」が出荷を始め、大手スーパーや外食チェーンから引き合いがあるという。

フルーツ魚は、稚魚の頃は通常の餌で育て、出荷の数か月前から果物を混ぜる。
与え方は、果汁や皮、葉の粉末など様々だ。

火付け役は、鹿児島県の東町漁協(長島町)が07年に売り出した「柚子鰤王ゆずぶりおう」。

高知大農学部の深田陽久はるひさ准教授(魚類栄養生理学)によると、果物のポリフェノールに魚の変色を抑える効果があることは以前から知られていたが、05年頃、高知特産のユズを餌に入れる実験で、臭みも抑えられることが判明。
知人を介し、東町漁協とブランド化に踏み切ったという。

ブランド化は西日本を中心に進む。徳島県の場合は、スダチを溶かして餌に混ぜた「すだちぶり」。
卸売会社「徳島魚市場」(徳島市)と、北灘漁協(鳴門市)が先月出荷を始めた。
8月に東京で行われたイベントに出したところ、北海道や東京など各地から問い合わせが入り、来年1月までに8万匹の出荷を見込む。

ほかにも、香川県の「オリーブハマチ」、山口県の「柑味鮎かんみあゆ」、大分県の「かぼすブリ」「かぼすヒラメ」などがある。広島県大竹市も今年、阿多田島漁協と、特産のレモンをハマチに与える実験を始めた。

オリーブハマチは、08年度に1万匹だった生産量が年々増え、13年度は25万匹(オリーブぶり含む)を見込む。みかんブリも今年度、昨年度の倍以上の7万匹に増える見通しだ。

各地がフルーツ魚に力を入れるのは、魚の消費が落ち込んでいるためだ。

厚生労働省によると、00年の日本人の魚介類の摂取量(1日当たり)は92グラムで、肉類(78グラム)より多かった。だが、06年に逆転し、11年は肉類(84グラム)、魚介類(73グラム)。年代別では、15~19歳の落ち込みが顕著で、肉類の131グラムに対して、魚介類は50グラムだった。

「かぼすブリ」などを手掛ける大分県漁協は「人口減少もあり、養殖魚の将来は厳しい。
意外性のある組み合わせで、魚に目を向けてもらうきっかけにしたい」と期待する。


 



 


 



2013年10月11日
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20131011-OYT8T00253.htm




みかんブリ。